写真は「写ルンです」方式で|ひとりごと その2

元々写真を撮るのは好きだった

将来はカメラマンになりたい

と本気で考えた時期もあった

一枚一枚 あの独特な暗室で

写真を丁寧に現像したいとも思った



カメラにもこだわって
一眼レフのカメラも購入した

捉えたいものは
街の風景だったり
自然の移ろいだったり


モノクロで写真を撮ることに
こだわっていたことも一時期あった

まだデジカメが普及していない頃の話だ


時代が変わって デジカメが普及し
デジカメより携帯の写真で足りる時代になった

私の被写体も風景から子供に変わり
整理しきれないほどのデータが増えた


今でも写真を撮るのが好きだ
けれど 楽しみの順序が昔と変わった


今ではレンズを覗く必要もなく
画面を見ながらピントが合わせられる

そんな便利な時代になったものの
私は画面でもピントが合わせられない


どんなに最新のiPhoneの画面の大きさでも
狙っているものが見えないのだ

老眼鏡をかけても焦点は見えない


けれど 
その瞬間の空気を捉えるのは好きだ
その風景を切り取って伝えるのも好きだ


だから いつも「感」と「塩梅」で何枚も撮る

そして
自宅に戻ってパソコン画面に拡大する

撮り集めた写真から
宝探しが始まる

狙った獲物が獲れているか
狩りと近いものがあるかもしれない


その時に一番飲みたい飲み物を片手に
その日の収穫を確認する至高のひとときだ



昔「写ルンです」という
使い捨てのカメラがあった

本体よりも高い現像料を払って
写真屋頼みで仕上がりを楽しみに待つ

写っているものを期待して
祈るように開封する時は現像料も安く感じたが

自信がない時は 現像もせずに
捨ててしまったカメラは何個もあった


私の写真の撮り方は 
もはや「写ルンです」と一緒だ


iPhone頼みで 
何が撮れるか 撮られているか

家に帰り 画面を見ないと分からない

唯一違うところは
データが溜まるだけで
お金が掛からないのがうれしい



昨日 末の子の体育祭があった

リレーのアンカーだと聞いて
何年も眠っていたビデオを持ち出した

レンズではなかったものの
見る画面は小さいし 撮りたい本人は遠い

久しぶりの感覚
数回練習して 予習はバッチリだった

少し遠かったが
応援しながらちゃんと撮った   はず


隣の父兄のバズーカ砲のような
望遠レンズに負けてはいなかったと思ったが

戻って確認してみたものの
半分は違うところを撮っていた

残念ながら ビデオは私には難度が高かった

やはりビデオでの撮影は卒業することにした
撮るなら ビデオもiPhoneで我慢しよう


最近のスマホのカメラ機能は素晴らしい
一眼レフに負けない写真を撮ってくれる

私の見たかったものを撮ってくれる

私の気づかなかったことも見せてくれる


これからも
私の大事な第3の目となって
世界を私に伝えてくれる

そして
時には見えない隙間を撮って
無くしたものを見つけてくれる


そんな気ままに撮った写真を見て
あなたも何か感じてくれるとうれしい

わたしのびーだまのお裾分け

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