珍入者 第ニ号 | 陽だまり その6

ドワーフくんの侵入と
時を同じくして 二匹目の「珍入者」あり



ちょうどその頃 思うところあって
現調を兼ねて長野県諏訪市まで旅行へ出かけた

梅雨の間ではあったものの
天候にも恵まれ 予定した業務は滞りなく完了


旅行に出かけると
ついつい「地のもの」が気になる性分の私

時間ができたのがこれ幸いと
いつものように「地のもの」探しへ向かった


地元色の強いスーパーを覗いた後に
JAの直売所へも足を延ばしてみた

諏訪近辺でとれた野菜はもちろん
気になってしまう植物たちもそこにいた


都会の暑いコンクリートのベランダで
可憐な山野草を育てる自信はないが

大好きなギボウシ達が
破格のお値段で並んでいた


小さそうな株ながらも
小さな脇芽に誘惑されて

ついつい 見惚れてしまい
ついつい 一つ連れて帰ることに


将来夢見る我が家の庭に
他の子達と一緒に植えてあげたくて

理想の庭を思い描きながら
ギボウシと共に 一路我が家へ



小さな鉢にたくさんのギボウシの株
どうにも窮屈そうに見えたので

この子も翌日に
ゆったりとした鉢に植替えることにした


ポットからギボウシを取り出してみたら
なんと元気な「ミミズ」が一匹!

少し泥っぽかった鉢の土は
もしかしてこのミミズくんのせい?


さて このミミズくんをどうすべきか

ギボウシが好む環境は
ミミズくんも好む環境かもしれない


今回は新しい土を使うのではなく
古い土を再生させて使おうと思っていたので

「せっかくだから働いてもらおう」
と 一緒に新しい鉢に入っていただいた

しばらくして
植替えをして1ヶ月近くなった頃

ふとギボウシの鉢を見ると
なんとなくまた泥っぽくなっているような

そして
更に小さい新芽がいくつか出てきていて
前よりも横に根茎が広がったような


少し大きくした程度の鉢では

どうにも狭くなりそうな不安がした




ちょうど「ドワーフ」くんを植替えようと
用意していた時だったし

どうせなら一緒に… と
大きな鉢にギボウシを移そうとしたところ

中からミミズくんが3匹も出てきた

いつの間にか増えている!


一匹でも虫嫌いの私には手一杯なのに
この3匹をどうしろと…


目に入ったのが 何年も前から置かれてる
使い古しの土が入っているプランター

「どうせなら…」と
またまた働いてもらうことに即決


子供達が野菜を植えたいと言って
いつの日か植えていたプランターで

カーテン越しに外を見ることも少なく
子供たち任せだった野菜苗たちの残骸だ


どうしようかと処理に困っていたので
これ幸いかも と

予定を変更して ミミズくんと一緒に
リサイクルしてほしい土を

少し腐葉土も混ぜて
まずは小さい方のプランターに投入


3匹いるからここは秋までの仮住まいと
植替え覚悟の実験的な土壌改良

来年また何かを植えられる
いい土になったらいいな と

ギボウシもミミズもわたしも
みんなWIN WINとなるといいな と


ジッとしているのが嫌いだったし
変化が目に見えないとつまらなかったが

最近はゆっくりタネを撒いて
ゆっくり実になるのもいいと思える


大人になったというよりも
年をとって そう急げなくなったせいかも

50を過ぎたから先がないと思っていたが
人生の半分を過ぎたばかりともいう


先日 ベランダのアジサイの花を
来年の花のために剪定してあげた

来年のための仕込みを今からするとか
ずいぶんと余裕ができたこともうれしい


秋にはミミズくんは地面に返すこと
ちゃんと忘れないようにしなくては

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