目にもやさしく、大人が自由に楽しめる塗り絵を作ることになったお話です

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最近になって
ふと「絵を描きたい」と思った
思ったことをスケッチするとか
なんとなく描くことはあったものの
「何かを描こう」なんて何年ぶりだろう
ところが いざ描こうとすると
何から始めればいいかわからない
iPadとApple Pencilには
慣れているものの
図面やラフなスケッチを
描くことはしていたが
デジタルでしっかり色を「塗る」
ということはあまりなかった
練習しようと思ったがアナログ派の私には
どうもデジタルはうまく塗れない
自分のイメージと感覚と
デジタルで出てくるものの差にイライラ
塗るのは水彩も好きだが
色鉛筆のほうが好きだ
絵を「描く」というよりは「塗る」こと
「塗り絵」が好きだったのかもしれない
まず縁(ふち)を強くなぞって
はみ出さないように内側をぬる とか
色鉛筆が紙の上を走る感覚
力加減で色加減を調整したり…
なんて考えてたら急に塗り絵もしたくなった
絵を描き始めるよりは
塗り絵を始める方が手っ取り早いかも
と 本屋さんに塗り絵を求めて出かけた
店頭にはいろんな塗り絵があった
花や風景 お菓子などなど題材は豊富だ
ターゲットも子供向けから大人向け
ボケ防止 リラックス向けなどなど
塗り絵のページと同じ数だけ
彩色の見本がついているものもある
至れり尽くせりの数々だったが
どうにも買いたいものが見つからなかった
花を塗ってみようと思ったのだが
なんとなく図鑑を塗るみたいな絵だったり
大人の塗り絵は繊細で綺麗だが
私の目には線が細すぎて見えないし薄い
ハッキリした線のものは高齢者向けで
どうも絵も構図も退屈で気乗りしない
見本付きは塗り方を誘導されている
そんな感じがして窮屈に感じた
同じ色で同じように塗って
「仕上げる」作業みたいで何なんだろう と
そもそも絵を描くことは
自己表現だから不正解はないのでは?
なんでもアリはダメなのだろうか
娘が幼稚園で絵を描いていた時に
空を青以外で塗ったときのこと
先生に「空は青で塗ろうね」と言われたそうで
その話を娘から聞いてショックを受けた
もっと自由に描いたり
いろんなものを作らせたいと思った私に
友人が
「ここはあなた向き」と紹介してくれた
描く紙も 描くものも
つくるものも 使う材料も
全て自分の好きなように
自由に選ばせてくれる先生だと
「うちの子がこの前巻物を描いてきたんだけど
最初から最後までずっとう○こしかないの」
と笑う友人とそれを認める先生に感動
そんな先生を子供達も好きだったし
毎回楽しんで通った
それが大事だと思った
そんなことを考えていたら
ますます市販の塗り絵を買えなくなってしまい
ついつい自分が見たいまま
塗りたいままに
塗り絵を一冊作ってしまった
大枠を太く描いてあるから
目が悪い私やお年寄りにも優しい
花びらを一つずつ塗ってもいいし
まとめて花をざっくり塗ってもいい
色はなんでもいい
オレンジの紫陽花って木陰に映えそう とか
色なんてその日の気分で
いろんな色に変わっていいと思う
だから その日の気分で塗れば正解
絵柄はちょっと映えそうだから
塗ったら飾ってもいいかも
簡単に塗れるのに綺麗に見える
って最高に素敵だと思う
そんな自分のいろんなわがままを
欲望のままに描いてみた
何でも「とっかかり」が一番難しい
失敗したくないし
もともと絵なんて自信ないし
自分のためだってわかっているけど
人に何か言われるのも嫌だし
そういう私も
何か絵を描きたくなった私は
まず「描くこと」から始めてしまった
塗る楽しみは先にみんなにお裾分け
全部を塗ってみてはいない
私も少しずつ塗っていきたい
色鉛筆が好きで少しずつ買い集め
すでに200色は超えている
そんな色鉛筆たちは
長くじっと出番を待っているはず
常識なんて気にしないで
自由に塗り絵を塗っていた
子供の頃を思い出して
私も少しずつ自由に塗ってみよう
少しずつ自由に生きていこう
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