目が見えなくなったしばらく後
光線過敏にも悩まされました
太陽の下では まず日焼け止め
さらに長袖、パンツ、手袋、マスク、帽子、傘
そして肌と目のためのサングラス
完全防備の戦闘体制で外出していました
小さい息子とお散歩に行くのにも一苦労
症状が酷くなり 晴れていることさえストレスの日々
上の子達とは ほぼ毎日外出し、遠征も日常でした
だから下の子には ものすごく罪悪感がありました
一緒にしたくても出来なかったこと
一緒に過ごせなかった時間のこと
その息子は この春高校生になりました
先日、部活の用具を買いに一緒に出かけました
昨年以降 少しずつ太陽を克服してきた私は
隣接するホームセンターに寄りました
十数年ぶりに「私が」
ベランダに植物を置きたくなったからです
元来植物好きの私がこだわって探していると
息子も育てたいと言って一緒に探し始めました
そして、180cm近い息子が持ってきたのが
「忘れな草」と「カスミソウ」の苗でした
なんとも可愛らしいその選択
「まだ間に合った」
と思った途端
ものすごくうれしくなり泣けてきました
帰った時にはもう夜になっていましたが
その夜 その勢いのまま一緒に植え替えました

足元に広がるのは IKEAのウッドタイル
買った時は 鮮やかなテラコッタ色でした
上の子供達が まだ小さかった頃
一緒にベランダに敷いて
一緒によくお茶会やランチをしたものです
あれから十数年
太陽を避けて過ごしていた 私の時間と同じように
タイルもすっかり色褪せ
今は落ち着いたグレーに変わりました
古びたタイルの上には
180cm近い息子が選んだ 新しい可憐な花々
色褪せた過去も
これからの未来も 全部繋がってる
この景色が 私に教えてくれてる気がします
何にも失くしていないし 遅くもない
大丈夫 まだまだ時間はある
両方とも一年草だけど
種がこぼれて 来年も花が咲きますように



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